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アニメ12話(最終回)の感想と原作との違い

更新日:

恋は雨上がりのように」のアニメ12話(つゆのあとさき)についての感想や原作との比較、違いなどについてまとめて行きたいと思います。

原作を読んでなくアニメだけを楽しみにしている人も沢山いらっしゃると思うので、可能な限り原作のネタバレをしないように気をつけたいと思います。

とは言えこのサイトは原作のネタバレ記事が主体になっているので、未読の方は他のページを極力見ないことをオススメします。


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アニメ12話つゆのあとさき概要

あきらの自宅)

携帯アラームで目を覚ましたあきらはすぐさまストップウォッチを動かし始める。

ベッドから起き上がりカーテンを開けストップウォッチを止める。

タイムを確認するとリセットした。

近藤の部屋)

執筆する近藤の様子

近藤は一心不乱に筆を滑らせていた。

くわえてたタバコの灰が原稿用紙に落ちて穴があいてしまう。

穴の程度を確認するため窓にかざすと穴から朝日が差し込んできた。

もう朝になっていた。

~OP~ CHiCO with HoneyWorks ”ノスタルジックレインフォール”

最終回のOPでは再びツバメが飛びます

(風見沢高校)

登校の時間。秋が深まってきている。
ゆう・えん・みいの3人があきらを発見していつものようにじゃれてきた。

朝練を終えたはるかは後輩と別れ、大きく息を吐く。
吐いた息が真っ白く広がっていった。

はるかはガーデンに行ってあきらに倉田みずきのケガについて話したことを思い出して「あんなこと言わなきゃよかった」と思っていた。

しかし考えても仕方ないと前向きに捉え、教室に向かう。

(ガーデン)

近藤がデスクで仕事をしている。11月のシフト作成だ。

あきらからもらったメモ紙を見る。

その時、ロッカーを閉める音が。近藤はあきらが言ったことを思い出した。

《他にやりたいことなんてありません!》

ロッカーを閉めてたのは大塚だった。

(風見沢高校)

教室では授業が終わり楠先生が進路希望調査を忘れず提出するよう促していた。

あきらは進路希望調査のページを一枚破り、紙飛行機を作った。

お気に入りの高台の上だ。

すっと立ち上がると風が吹いてきた。
あきらは紙飛行機を飛ばそうとしたが投げなかった。

(ガーデン)

キッチンで大塚と吉澤が進路のことについて話しをしていた。

あきらはパフェを作りながら話しを聞いている。
加瀬が話しに加わってきて高校のレベルを聞かれ、普通の普通だと答えた。

事務所では近藤が出かける準備をしている。
夜には戻ると久保さんに伝える。

あきらに気付くと「たつばなさんもね!」と思わずカンでしまう。

ドリンクバーのチェックをしながらユイとあきらは進路についての話しをしていた。

ユイは美容の専門学校に行くと決めているようだ。

吉澤が前髪伸びてきたので切って欲しいと言ってくる。
夜休憩でと約束するユイ。
あきらとユイは小さくガッツポーズする。

夜休憩になり、ユイと吉澤は外で髪を切っている。
あきらは事務所で一人休憩。ホワイトボードの近藤→本社の文字を見つめる。

もうやりたいことがあるのは凄いと吉澤がユイに話しているのが聞こえた。

美容師になりたいと思ったきっかけは?と聞かれユイはドキッとする。

「自分の好きなことで誰かが喜んでくれるのっていいなって思ったの」
「それに気付かせてくれたのは最初に髪切ったとき、その人がすごく喜んでくれたから」

吉澤はハッとした。

なれるかどうかわからないけどね、と言うユイに対して

「きっとなれるっす!」
「西田さんがデビューしたら俺ぜってえ切ってもらうっす!」
「切ってくださいね。約束っすよ」

ユイは嬉し涙を見られないように顔を隠していた。

あきらは事務所でブラックコーヒーを飲んだが、苦くて飲めない。

コーヒーフレッシュを入れて再び飲むが、やはりそれほど美味しくない。

休憩中、事務所では大塚、加瀬、久保さん、吉澤が店長の帰りが遅いことが話題になっている。

ずっと本社に行っていると。

あきらが着替えを終えて出てきた。

久保さんはもしかして昇進かもと言うが大塚と加瀬はないと。

昇進したらどうなるのかとあきらが尋ねる。
久保は本社に転勤で、新しい店長がくると。

あきらはホワイトボードに視線を移した。

(近藤のアパート)

外は雨が降っている。

本社から帰ってきた近藤はタバコに火をつけると筆を走らせ始める。

(風見沢高校)

雨が降ってきそうだがハードルの準備をしておこうとはるかが指示を出す。

ハードルを持ってグラウンドに出ると学校見学に来ている中学生の二人組を見かけた。

ふたりは一つのマフラーを首に巻きあって寒いと叫んでいる。

その様子を見て、あきらと見学に来た時を思い出す。

《グラウンドが空に浮いているみたい》
《名前がいいよね。風を見る高校・・・》
《ここがいい!》
《あたしもここに決めた!》

《ここで一緒に風を見よう!》

はるかはその約束を思い出していた。

(ガーデン)

事務所では勇斗が宿題をやっていた。

休憩でやってきたあきらは勇斗の顔の傷に気付く。

傷の理由を聞くと体育の陸上で転んだらしい。

あきらはまたコーヒーを飲んでいる。

勇斗はあきらに走り方を教えてくれと頼む。

あきらは一瞬戸惑うがすぐに了承する。

外で練習を始める二人。勇斗が走っている様子を見るあきら。

少し休憩しようかと促すが、まだゴールしてないと勇斗が言う。

転んでビリになってもゴールまで走る。諦めるなと。
諦めずに何回でも走れば。ちゃんとゴールしないと駄目なんだ。
走ったことにならないから。と近藤が言ってたと。

お前と一緒にお父さんも頑張ると。
あきらーめないと。

「だからビリでもゴールするってお父さんと約束したけど僕は1位になりたい!」

勇斗はそう言った。
あきらは「分かった」と返事をした。
嬉しそうに笑う勇斗。

あきらの指導が続く。
勇斗の走る姿に石井やはるかの姿がオーバーラップした。

(ガーデン)

着替えの終わったあきらがカーテンから出ると近藤は事務所に入ってきた。
外は少し雨が降っているようだ。

近藤は勇斗に走り方を教えてくれてることの礼を言う。

勇斗は毎日練習すると言ってるが、何でも途中で放り出すから続くかどうか心配だと。

しかしあきらは大丈夫だと答えた。
飲み込みが早いし、正しいフォームを身に着けたらもっと速くなると。

「走り切れます。ゴールまで」
「お父さんとの約束ですもんね」

「約束・・・うん」

近藤は苦笑いしながら窓を開けた。

「約束なんて言っちゃうとあれだけど・・・」
「勇斗と一緒に自分にもね約束をし直したんだ」
「しまいっぱなしになってた約束を・・・」

「小説・・・ですか?」

「うん、書いてる」
「ぜーんぜん思うようには書けてないんだけどね」
「でもすごく楽しい」
「守れぬ約束に また約束を重ね約束に苦しみそして約束に教えられた」
「ただ一つ文学に寄り添い生きると交わした自分との約束」
「これだけは果たしたいと思っている」

あきらは近藤の言葉に心を打たれていた。

「あっ橘さん!」
「これ!シフト表、遅くなって申し訳ない!」

近藤はあきらにシフト表を渡した。

「一応、希望通りに組んだんだけど・・・その・・・」

受け取ったあきらは内容を確認して返事する。

「ありがとうございます。失礼します」

帰ろうとするあきらに近藤が声を掛けた。

「もしかしたら・・・」
「橘さんにもあるんじゃない?」
「忘れている自分との約束が」

バッグにはムキ彦がぶら下がっている。

(あきらの自宅)

あきらは押し入れから荷物を出していた。
中学時代の練習日誌だ。
風見沢高校のパンフレットも出てきた。

はるかと学校見学に行ったときのことを思い出した。
はるかがくしゃみをしていたので、あきらは自分のマフラーをはるかの首に回した。

そしてグラウンドを見て感銘を受ける。

近藤の言葉も思い出していた。

《橘さんにもあるんじゃない?》
《忘れている自分との約束が》

あきらはリハビリの本を手にした。

(風見沢高校)

雨が降っている。
陸上部は練習が出来ない。
はるかは空を見上げた。

(ガーデン)

近藤はスタッフを集めて重要な話しがあると言い始めた。

呼び出されたガーデンのスタッフ

みんなに緊張が走る。

近藤は本社でレクチャーを受けテストに臨んだが追試になったと言う。
昇進試験ではなかったようだ。

本社でやっていたのは新しいパフェの作り方テストだった。
まるみーとのコラボパフェにあきらは嬉しそうだ。

近藤が追試になったためこの店での発売が遅れると。
申し訳ないと謝る近藤に対し、申し訳ないのはお客様にです!と久保が激怒する。

「ごもっとも」と言い平謝りする近藤はまた本社へ。

しかし、また大事なファイルをデスクに忘れてしまっている。
あきらは愕然とし、久保は怒りが頂点に・・・

あきらはファイルを近藤に届けようと店を出る。
バス停で近藤が立っているのが見えた。そして思い出した。

陸上大会であきらは転んでしまっていた。

遠くからはるかの声が聞こえる
《あきら~!立て!》
《走れ~!あきら!》

はるかの声を聞いて、あきらは立ち上がり歩き出した。

ファイルを抱きかかえたあきらも歩き出した。

グラウンドではゴールしたあきらにはるかが泣きながら拍手をおくっている。

歩き出したあきらは、はるかの言葉を思い出していた。

《戻っておいでよ》

あきらははるかとの約束を思い出していた。

《一緒に風を見よう!》

二人のつないだ手に力がはいる。

ファイルが無いことに気付いた近藤はバスを先にやった。

「店長!」

あきらの声が聞こえた。
そして走って向かってくるあきらが見えた。

傘を指し駆け寄る近藤。

あきらはファイルを渡す。近藤はありがとうと受け取るが足が心配だ。

「大丈夫?」

するとあきらは少し微笑みながら答えた。

「雨はもう上がります」

近藤は傘をたたんだ。

雲の切れ間から日が差し込んでくる。

あきらに声をかけようとすると携帯に電話がかかってきた。
電話しながら頭を下げる近藤に一礼するとあきらは戻って行った。

あきらの後ろ姿を見ながら電話しているが、上の空の近藤。

日が差し込み、地面が空色に輝いた。

電話を切ると青空の中を歩いているあきらが見えた。

次の瞬間、あきらは振り返って走り出す。近藤に向かって全速力で。

そして近藤の胸に飛び込む。
近藤はあきらを優しく抱いた。

「いつか・・・」
「僕ら それぞれが約束を果たしたら・・・」

「教えます すぐに・・・必ず」

あきらは歩いて行く。
近藤は微笑みながらその様子を見送った。

雨が上がり、青空が広がっている。

(風見沢高校)

雨宿りしていた部活が動き出した。
はるかがうちらも行くよ!と声をかけた時、SNS着信が。

あきらからだ。

”もう一度”
”一緒に風を見よう!”

はるかの目に涙が浮かぶ。

涙を浮かべるはるか

「あっ、あきら!」

はるかは力いっぱい叫んだ。

「風高~!!」

「ファイト~!!!」

雨上がりのグラウンドはキラキラ輝いている。

あきらは後ろに結んだ髪をほどく。

結んだ髪をほどくあきら

〈忘れない〉

近藤はバス停で立っている。

〈忘れない〉

〈時が過ぎても〉

〈どこにいても〉

〈あしたを教えてくれた人を思い出す〉

〈雨上がりの空を見るたびに・・・〉

雨上がりの空の様子

近藤の原稿用紙が書き上がる。

『恋は雨上がりのように』

~ED~ Aimer "Ref:rain"

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原作との違い

最終回となった今12話ですが原作との違いをあげるよりも、オリジナル要素を主体に展開されたと考えた方が良いと思いました。

勇斗への走り方指南、進路調査、ファイルを忘れる店長などの原作のエピソードを上手につなぎ合わせて『約束』と言うキーワードにフォーカスした感じになっています。

【アニメオリジナルな部分】

前話の11話でもかなりアニオリ要素が強く出てきましたが、最終回の12話はさらにオリジナルが多くなった印象があります。

  • あきら寝起きとストップウォッチ
  • 陸上部の朝練
  • あきら紙飛行機
  • ドリンクバーチェック
  • ユイの美容師志望の告白
  • あきらコーヒーを飲む
  • 中学生の見学
  • あきら・はるかの中学時代の高校見学
  • 勇斗のお父さんとの約束
  • あきら陸上日記
  • まるみーパフェ
  • あきら立ち上がって何とかゴール
  • あきらとはるかの約束
  • 店長を追いかけバス停
  • バス停での店長の妄想
  • SNSでのあきらの書き込み
  • 店長の原稿書き上がり

大筋では原作の流れを踏襲しながら、約束をキーワードにお互いが大切な約束を果たすためにもう一度動き出すと言う内容が描かれました。

特に印象的だったのは店長の妄想。

あきらが全速力で走り出し、店長に抱きつくシーンは自制の塊のような印象のあった近藤でもこんなふうに妄想するのかぁ、とちょっと安心したと言うか、まあ男なんだなという自然な感じがしました。

SNSでのあきらの書き込みに涙しながら気合いをいれるはるかは涙無しではみれませんでした。

終わり方としてはとてもスマートだったのではないでしょうか。

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感想

アニメの全体的な感想にもなりますが、絵がとても綺麗で横浜の町並みやガーデン、店長の自宅周辺、元住吉駅・・・などなど、とにかくアニメなのこれ?ってくらい綺麗な映像が沢山見れてほんと感動しました。

あきらが店長のことを思い、ポーッとなるシーンはキラキラしてて、あきらの気持ちがとてもよく伝わってきました。

最終回ではあきらと店長が約束を果たすために、再度それに向かって進んで行くと言う結末になりましたが、スッキリとして明るいラストシーンが二人の掛け合いで語られ、何とも言えない嬉しさ、最終回だと言う寂しさ、いろんな思いが錯綜しました。

でも、あきらも店長もとても前向きに自分と向き合う事が出来たのでハッピーエンドですね!

はるかの願いも叶ったし、もうこれ以上は何もないでしょう。

オープニングで飛んでたツバメも最終話で再登場。

巣立ちを象徴するように、二人は雨宿りから巣立って行きました。

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あとがき

season2、があるんじゃないかといつまでも期待していましたが、それは叶いませんでした(^^ゞ

でも、とても明るい終わり方だったので嬉しくて。

そして終わりだと思うと切なくて。

複雑な心境にもなりましたが、やっぱり涙がこぼれました。

店長が書いていた小説の名前が『恋は雨上がりのように』だったのはちょっとベタ過ぎじゃないかとも思いましたが、そこをハッキリと描いてくれたのでスッキリした感じになりました。

加瀬がただの嫌な奴で終わってたりもしますが、この辺は1クールの尺の中でまとめるため、仕方なかったのかなと。

まあ、気になる方は是非原作を読んで確かめて欲しいと思います。

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最後までお読み頂きまして
ありがとうございました!

アニメ12話の感想などをコメントで教えて頂けると最高に嬉しいです^^

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