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アニメ5話の感想と原作との違い

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今回は「恋は雨上がりのように」のアニメ5話香雨(こうう)についての感想や原作との比較、違いなどについてまとめて行きたいと思います。

原作を読んでなくアニメだけを楽しみにしている人も沢山いらっしゃると思うので、可能な限り原作のネタバレをしないように気をつけたいと思います。

とは言えこのサイトは原作のネタバレ記事が主体になっているので、未読の方は他のページを極力見ないことをオススメします。


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アニメ5話(香雨)概要

蝉が鳴いている、夏の午後。
勇斗が何やら箱を持ってガーデンに。

ゴミ出しをしていたあきらとばったり会う。

ハムスターのつぶの様子

箱の中にはハムスターが入っていた。
事務所のスタッフが集まってきてユイ吉澤は小さいころ飼ってたと嬉しそう。
あきらが名前は?と聞くと「つぶ」と勇斗が答える。

お父さんに見せに来たの?と久保さんが言うがあいにく近藤は今日は休みだった。
近藤の家は知ってるから一人で行くと言い出すがこの辺は車も多いし危ないと久保さんが言う。

するとあきらが、もうすぐあがりだから付き添うと申し出た。

勇斗は嬉しそうに走りながら中吉橋のカーブミラーのところであきらに手を振る。
あきらはすでに嬉しさのあまり紅潮していた。

(中吉橋は恋雨の聖地を参考にしてみてください)

コーポ白樺の203号室が近藤の家だ。
勇斗がピンポンするが留守のようだ。
ドアノブを回すと鍵がかかってなく、勇斗はすぐに中に入っていき、あきらに「入って!」と言う。

「おじゃま・・・します」

あきらはそう言うと勇斗の脱ぎ捨てた靴を揃え、自分の靴も揃え近藤の靴の横に並べた。
その様子に紅潮する。

勇斗がきたないところですがごゆっくりと呼び入れた部屋は雑然としていた。
その様子に少し驚いた様子のあきら。
部屋の本棚に目をやるとある本のタイトルが目に飛び込んできた。

『今すぐできる手品』

あきらは近藤と初めて会ったときのコーヒーフレッシュの手品を思い出していた。

ふと視線を右側に送ると、ふすまがほんの少しだけ空いている。
あきらは本を棚に戻しふすまの隙間から覗き込む。

書斎だ。
本が沢山。書きかけの原稿用紙や丸められゴミ箱に入らない物が雑然としている。

近藤の知らない一面を垣間見たあきらは少し愕然とする。
すると勇斗が突然お腹が空いたと言い出した。

冷蔵庫の中を見るがたいした物が無い。
あきらは卵をときだしてオムライスを作り始めた。

近藤が弁当を買って帰ってくる。
階段を登る音がすると勇斗が気付き、ビックリさせようとあきらのローファーを隠した。

近藤が部屋にはいると勇斗がおかえり~と声をかける。
ビックリする近藤はお前一人で来たのか!?と。
怒るべきか褒めるべきか。そうつぶやく。

ふと左に目をやるとオムライスがあることに気付く。

あきらが作ったオムライス

このオムライスは?と聞くと勇斗は自分で作ったと言う。

いつの間にそんなことができるようになったんだ?と驚く近藤。
一方、あきらは押し入れの中に隠れてその様子を伺っていた。

押し入れの中に隠れるあきらの様子

ここに来てることお母さんは知ってるのか?
と尋ねる近藤。
勇斗は知らないと言う。

本当にお前が作ったのか?一口くれと言うと近藤はオムライスを食べた。

「ちょっと、しょっぺぇなぁ」

押し入れの中であきらが肩を落としていた。

近藤はいつもの大好きなのり弁を食べている。
いつも同じじゃん、好き嫌いは駄目って言うくせに!と駄々っ子になる勇斗。

そんなやり取りをふすまの隙間からあきらは見ていた。

そろそろ夏休みだがどこか行く予定あるのかと尋ねると「ラジオ体操」と答える。
お父さんは夏休みどこか行くの?と逆に聞かれるとお父さんは夏休み無いんだよ、仕事だよと答える。

仕事して無い時は本読んでる。本読んでる他にはないな~と言うが
そう言えばこないだ久しぶりに映画観たか!と言うとドキッとしたあきらが靴を入れたコンビニ袋に手が触れガサっと音がする。

その音に気付く近藤。
妖怪かも!と誤魔化す勇斗。

何やら箱に気づいた近藤が開けるとハムスターが。
お前何だコレ!?と言うと勇斗は「つぶだよ~」と答える。

あきらは少しホッとするが押し入れの中は暑く、汗だくになってきた。

つぶをテーブルにのせて話す二人。
勇斗は近藤につぶを飼ってもらいたくて持って来たのだった。
つぶが居ればアパートにも来やすいしと。

勇斗は少し潤んだ目で呟く。
勇斗の気持ちがわかった近藤はじゃあ考えようと言った。
その時、暑さに我慢しきれなくなったあきらが突然押し入れから飛び出してきた!

「えーーーっ!た、橘さん!なんで!?」
と叫び声をあげてビックリする近藤。

しかしすぐに異変に気付き勇斗に麦茶を持って来るように言う。
動揺した勇斗は麦茶をこぼしながらコップに注ぎ、走って持ってくるが近藤の足に躓きコップを放してしまう。

麦茶があきらの背中にかかりブラウスがびしょびしょに。
ブラが透けて見えている。

近藤は着替えに自分のTシャツをあきらに渡した。
嫌だったら着なくていいからと言う近藤に対しあきらは「はい」と答えるが嬉しそうだ。

シャツを着替え汚れたブラウスを洗濯機で洗おうとするも
自分の洗濯物を洗っている洗濯機で洗われたら嫌だろうなと考えた近藤はコインランドリーに行くことに。

勇斗にちゃんと謝るように、なんでも妖怪に結びつけるんじゃありません。
そう言うと出て行った。

勇斗は泣きっ面でごめんなさいとあきらに言う。
あきらは大丈夫だと言う。

あきらは近藤のTシャツを着た自分を抱きしめるようにして、その腕の中に顔を埋める。
一方、近藤はコインランドリーで何で橘さんがうちにいるんだ?と不思議に思っていた。

部屋でつぶの様子を見ながら待っている二人。
あきらは勇斗にお父さんは本が好きなの?と訪ねた。

すると「じゅーぶんがくが好きなんだって」と答えた。

じゅーぶんがくって何だろうと思ったあきらがふと窓の外を見て雨が降っているのに気付く。
コインランドリーでは近藤が雨に呆然としていた。

すると遠くから勇斗とあきらが傘を差して迎えにきた。

3人で傘を差して帰る。
勇斗が小走りで先に行くと、あきらはすっと近藤の横について歩いた。

中吉橋のカーブミラーのところに差し掛かるとあきらが話し出す。

中吉橋で話す近藤とあきらの様子

「店長。あたし店長のこともっと知りたいです!」

あきらの真剣な眼差しに戸惑う近藤。
あきらは続けて言う。

「あと、ハムスターって飼うの結構たいへんですよ」

ガーデンで仕事中、近藤はあきらのセリフを思い出していた。

「あたし店長のこともっと知りたいです!」

近藤は映画を観に行った日に全て終わっていたと感じていた。

あきらが出勤してきて、近藤はなぜかビクビクしている。

「あの、店長!」
そうあきらが言うと、ビクッとする近藤。
あきらは何かメモ書きを渡そうとする。

しかしその瞬間、ユイが突然入ってきてつぶちゃん元気ですか~?と声をかけてきた。
私もジャンガリアンハムスター飼ってました!わかんないことがあったらなんでも聞いてくださいね~と。

近藤があきらに声をかけようとするも、すでにあきらは居なくなっていた。

仕事中、メモ書きを渡そうとするあきらだが、今度は吉澤に遮られる。
吉澤はつぶの餌にと残飯を渡した。

そこにユイと久保さんも来て、つぶの話で盛り上がってくる。

『店長史上最大にスタッフとコミュニケーションが取れている!』
ビジネス書ではなく必要なのはハムスターだったと。

バックヤードであきらはユイに店長のこと前に・・・と話しかけた。
すると「臭いよ!」って突然ユイが答える。

その割に今日良く喋ってるよねと言うと

「大丈夫。話す時は口呼吸しているから」
とユイは笑顔で答えた。

影でその話しを聞いてしまった近藤はショックを受けるも
つぶのことで受け入れられているんだと前向きに捉える。

最近、沸々とした気持ちを感じるのは何故だろう・・・
自分自身は何も変わってないのに。

近藤はそう感じていた。

店内でオーダーを受けるあきら。
厨房でオーダーを告げるが反応が無い。

「スタッフルーム。みんな店長のとこ行ってるよ」
そう加瀬が呟くように言う。

あきらが事務所に入ると、近藤はスタッフに囲まれ楽しそうに話している。

その嬉しそうな顔に嫉妬感が高まったあきらが叫ぶ。

「皆さんハムスターはもういいから仕事してください!」

仕事仕事、と大塚が言いみんな仕事に戻って行く。

皆が居なくなるとあきらは近藤のところに歩み寄る。
そして近藤を見つめながら話し始めた。

「店長!これからハムスターのことは全部あたしに聞いてください!」
「あたしも昔飼ってたんで」

圧倒された近藤が「はい」と返事をするとあきらは紅潮する。
ポケットからつぶに必要なものを書いたメモを取り出し近藤に渡す。

二人がメモ紙で繋がる。

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原作との違い

今回もアニメ5話と原作との違いについて簡単に触れて置こうと思います。

アニメ5話では原作の16話、17話、18話あたりが中心となった内容になっていました。

原作との違いでカットされた部分なのですが、回を追うごとに原作の忠実さが増してくるように感じます。

大きくカットされた部分としては15話の吉澤の回は丸々なくなってました。

その他目立って無くなってる部分は見当たらないんですよね。

押し入れの中の様子も柿のダンボール箱に冬物と書いてあったり、冷蔵庫の中身もバッチリ原作を再現してました。

あきらがオムライスを作ってるとき、キラキラしてくる感じも原作通りですね!

アニメでオリジナル的な部分に関してはカエルの描写がところどころに挟まれていたり
近藤と勇斗の会話で夏休み何してるんだ?ってクダリは原作にはありませんでした。

細かな違いと言えば、あきらのブラが原作ではドット柄だったのがアニメでは無地になってました。

色は薄い水色だったんですね。
原作を読んだ時は紺色に白のドットを想像してましたww

ほんとに原作を忠実に再現していて、ビックリします。
そして、その描写がとても綺麗で素晴らしい!

感動するくらいです。

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感想

あきらがハムスターとデレデレする店長に嫉妬しつつグイグイ攻めて行く感じが良かったです!

店長は店長で自分の洗濯機で洗濯しなかったりと気遣いしている様子が近藤らしいなぁ~と写って、店長にも萌えそうになります^^

あきらのちょいエロ描写があったりでいつものキュンキュンした感じだけでなく、ドキドキ感も加わって非常に楽しい5話だったと思います。

  • 近藤の靴よりに自分の靴を揃えるあきら
  • ちょっとしょっぺぇなぁと言われたときのがっくりあきら
  • ハムスターのことは全部私にと言ったあとに近藤がはいと返事をしたあとのあきら

このあたりのあきらが可愛らしさMAXでしたね。

あなたはどんなあきらが良かったですか!?

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あとがき

加瀬と言う障壁が全話で登場し、これからの二人にどう立ちはだかるのかと思ってたら、加瀬は関わって来ませんでしたね。

エピソード的には二人の関係がどんどん近くなって行く方向で進んで行く感じになりました。

あきらは近藤の新たな一面を知り「店長のこと、もっと知りたいです」と告げます。

一方の近藤はあのデートの後、それでもう終わりになると考えていたけど、何かあきらが関わって来たことで今までの自分とは違う活き活きとした感じがしていることに何となく気付き始めます。

恋が着実に進んで行く様子がいい感じですね。

あきらと店長の掛け合いも、動きやセリフの間に絶妙な”間”が置かれ、原作の空気感・時間感覚を意識した作りになってて感動しました。

メモ書きを渡したところでホワイトアウトしAimerのエンディングが流れるあたりも絶妙ですね!

もう一秒たりとも目を離せない、呼吸するのも忘れるくらい没頭して観てました^^

こんな経験、子供の頃以来かもしれないよな~なんて思いながら。

さて次回はどんな展開になるんでしょう。
楽しみにしながら放送を待ちたいと思います!

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アニメ全話 感想・ネタバレ

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最後までお読み頂きまして
ありがとうございました!

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