シーグラスを見ながら思い出し笑いをする
近藤店長。
ガーデンでは招かざる突然の客に
あきらが激しく動揺していた。
しかし、それをさり気なく助けてくれたのは
やはり店長でしたね。
45歳、バツイチの冴えないオッサンが
女子高生を好きだと認識すると言う
少しヤバい展開でした(^^ゞ
さて、今回は久々あの元気印の
娘が登場しますよ!
こ、これから先はネタバレ満載となっていますので
まだ本編を読んでない方は先に本を読んでみてください。
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恋は雨上がりのように57話あらすじ・ネタバレ
雨が激しく降っている。
風見沢高校では昼休みのようだ。
はるかが食堂でおばちゃんにきつねうどんを
注文してた。
テーブルでうどんを食べはじめると
あきらを見かける。
あきらは席を探している様子。
それを見てはるかが声を掛ける。
はるか
あ!
あきら!ここ空いてるよ!
はるかに声を掛けられ
少し動揺するあきら。
迷っていると空いていた席に
男子生徒が座ってしまう。
はるかは慌ててしまうが
時既に遅し。
あきらは少し微笑んで
その場を立ち去ってしまう。
呆然とするはるか。
放課後になり
場面は陸上部の部室。
はるか
え!?
あきらのバイト先に行ったぁ!?
少し怒ったような口調で
はるかが声を荒立てる。
先日ガーデンに行った
1年生3人がはるかに報告したのだ。
ガーデンに行った時の様子を
思い出しながら楽しそうに話す
後輩たち。
今度また行こうよ、って言うと
はるかがすかさず制止する。
はるか
だめっ!!
もうあきらのバイト先行ったらダメ!
後輩
なんでですか・・・?
はるか
なんでも!!
部長命令!!
後輩
はぁ~~い・・・
後輩たちはしゅんとしてしまう。
あきらの事を考えるはるか。
ドーナツ店に場面が変わる。
あきらとユイが一緒に編み物をしていた。
少し元気のないあきらの様子に気付き
ユイが声をかける。
ユイ
あきらちゃん
なんか元気ないね。
何かあったの?
あきらは少し考えて
話し出した。
あきら
こないだ学校の後輩たちが
ガーデンに来て・・・
ユイ
あたしのいない時?
あきら
うん。
バイト先のことは
ナイショにしてたから
何ていうか・・・
その・・・
ユイ
それはちょっとイヤだね!
あたしもバイト先のこと
あんまり人に言ってないの!
うちの高校はバイト禁止だし!
それに、学校とバイトは別だもん。
吉澤くんのことも
知られたくないし~
あきらは少し安心した
表情になる。
あきら
そーいうのユイちゃんにも
あるんだ。
ユイ
あるよー!
吉澤くんのことがなくても
別にしたいよ!
あっ
まさかあきらちゃん
バイト辞めたりしないよね・・・?
少しビックリしたような表情を見せる
あきらだが、すぐに顔を
横に振った。
あきら
やめない!
あたしこのバイト好きだもん。
ユイちゃんと働くの
ものすごく楽しいし。
二人は明るい表情に変わった。
ユイ
あたしココアもう一杯
おかわりしてくる♡
ユイが席を立つ。
店内がザワツイている。
残ったあきらの足元。
ローファーを履いたあきらの
足元が暗く映し出される。
あきらは目を伏せて
浮かない表情になる・・・
あきらとユイは
ガーデンに戻った。
外は相変わらず雨が降り続いている。
客が入って来たので
あきらが何名様ですか?と
接客に出るが表情が固まった。
客ははるかだった。
あきら
はるか・・・!
はるか
あたし一人。
空いてる席、どこでもいい?
あきら
え、あ、うん・・・
はるか
すぐ帰るから。
テーブルにつくはるかに
あきらが水を持ってくる。
はるか
ドリンクバーひとつ。
すぐ帰るから
それだけでいい。
あきら
じゃあ追加注文あったら呼んで。
あきらが戻ろうとすると
はるかが声をかけてきた。
はるか
まって。
1年がこだいだここに来たらしいけど
もう来ないように言っておいたから。
あきら
ありがとう・・・
はるかのバッグには
まるみーランドの
キーホルダーが下がっている。
はるか
ねぇ あきら・・・
戻っておいでよ。
あきら
え・・・
はるか
陸上部に戻っておいでよ!
意表を突かれたあきら。
近藤が事務所から出てきて
ユイに声を掛ける。
近藤は店内の様子を確認すると
あきらとはるかに気付く。
そしてはるかは勇斗の靴を
買いに行った時に会った娘だと
思い出す。
はるか
このままだとあきらと陸上が・・・
あたし達ともどんどん離れて
いっちゃう・・・!
そんなの悲しすぎるよ!!
近藤もその様子を
見ている。
あきらは立ったまま、
何も言えないでいる。
はるか
・・・帰る。
ごめん、注文取消して。
あたし達はいつでも
あきらのこと待ってるから。
そう言い残すと
はるかは席を立って
店を出て行く。
近藤はその様子を見守っていた。
ふとあきらに目をやると
まだテーブルの前で立ったままだ。
外は雨。
あきらの本当の居場所は
何処なのか・・・
恋は雨上がりのように57話の考察・感想
それでは57話の考察と感想です。
今回は以下の3つについてお話ししてみたいと思います。
- ゆいに嘘を言ったあきら
- はるかが背中を押しました!
- 近藤の対応はどうなる
ゆいに嘘を言ったあきら
あきらはユイに嘘をつきましたね。
ガーデンに後輩がやって来て
内緒にしていたから知られたくなかった。
そう言う気持ちを理解してくれたユイ。
あきらにとって恋の話しができる
唯一無二の存在ですよね。
でも、そんなユイに嘘をついてしまいます。
あきらが辞めてしまわないか心配になった
ユイはあきらに辞めないよね?
と聞きました。
あきらは辞めないって言うんですが、
そのあと表情が曇ります。
ローファーのあきらの足元が
暗く描き出された様子は
あきらが本心で話してないことを
表現していると感じました。
是非、本で見て欲しいです!
ユイに対しての後ろめたさのようなモノが
映し出されていると思います。
そして、ユイが久々に登場しましたね。
マフラーもだいぶいい感じに
出来てきているようで、良かったです^^
もちろん待ちくたびれた感は
ありますけど・・・
はるかが背中を押しました!
あきらの陸上復帰に向けて
ここ何話くらいだろう・・・
もう随分と伏線が続いてきた訳ですが
ついにはるかがあきらに言いましたね!
ユイにガーデンを辞めないよって
嘘を言ってても、あきらの気持ちは
まだ陸上復帰に踏み出せないんですよ。
実感が沸かないのかもしれません。
自分が再び陸上をやっている姿が
自分自身で想像がつかないのかも。
復帰したら店長ともなかなか会えないだろうし。
でも走りたい!と自分の気持ちの中で
陸上への気持ちがハッキリと出てきている。
ただ、踏ん切りがつかない。
そう言う状態が続いてましたよね。
その背中を後押ししたのは
親友のはるかでした。
恋バナではありませんでしたが
今回は何となくスッキリ感がありました。
近藤の対応はどうなる
前話の56話で、近藤は
あきらのことが好きなんだなと
改めて自分自身の気持ちに気付きました。
でも、今回はあきらが
陸上復帰に向けて大きく動き出すだろう
場面を見てしまいました。
しかもはるかのことも思い出し
記憶が繋がります。
復帰に動き出すだろうあきらに対し
近藤は好きだと言う気持ちを
どう伝えて行くんでしょう。
近藤がどんな感じであきらと
接していくのか。
その辺も見どころになってきそうです。
まとめ
やはり今日も雨でした。
そして大きく動き出しましたね!
はるかがあきらに
陸上復帰を促しました!
- あきらははるかと少し距離を置こうとしていた
- ユイに辞めないと言ったことで自分の気持ちを再確認
- はるかがガーデンにくる
- はるかがあきらに戻っておいでと言う
- 近藤もその状況を見ていた
あきらはユイに辞めないと言って
それが本心ではないことに気付き
自分が陸上復帰したいと思っているんだと
改めて感じたんでしょうね。
で、そんな状況での
はるかの一言だった訳です。
大きく響いたと思います。
キーになるのは
この状況を近藤も見ていて
把握したことだと思います。
あきらのことが好きだと認識した近藤は
陸上復帰を促すのか?
それとも復帰させないように
ガーデンを辞めないように動く?
いやいや、それは無いっしょ。
まあ復帰の方向で動いて行くでしょうね。
近藤は大人ですし、夢や目標に向かって
進んで行くことに肯定的な立場ですからね。
57話は第8巻の最初になるので
8巻ではあきらがグランドに立つ姿を
見ることができるかもですね^^
でも・・・
店長との恋は・・・
進展しなさそうですね。
そこんところをいい感じで
何か恋愛と結びつかないものかと・・・
個人的には
陸上の話しだけでは
キュンキュンしないんで(^^ゞ
次回58話は12号、2月20日ですね!
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