互いの高校時代を想像したあきらと近藤。
二人の思いは同じところにあったのか。
今回はあきらが編んだ手編みのマフラーに対しての近藤の思い入れからあきらに対する気持ちが見えてきます。
再認識と言ってもいいかもしれません。
改めて近藤はあきらの存在を実感し、あきらに吸い込まれて・・・
これから先はネタバレ満載となっていますので
まだ本編を読んでない方は先に本を読んでみてください。
なお、本ブログでは漫画の画像は基本的に掲載していません。
あきらの可愛い絵が見たい方は、是非購入して読んでみてくださいね!
恋は雨上がりのように78話あらすじ・ネタバレ
近藤の部屋
あきらと店長は部屋でコーヒーを飲んでいる。
外はまだ雪が降り続いていた。
コーヒーをすする音と一緒にあきらのお腹がぐ~っと鳴った。
近藤はあきらにお腹が空いてるかと尋ねる。
腹の音を聞かれたあきらは少し困ったような表情を見せる。
キッチンで食べ物を探す近藤。
棚の中で「アッパレ一番のソースやきそば」を発見する。
このインスタント焼きそばは売ってる店も限られているけど
インスタント焼きそばといえばこれ!って思っていると。
通常の作り方と違って麺を鍋で茹でて、湯切りをしたらソースを絡める作り方が美味しいと。
そして重要なのは目玉焼きをレアーな状態で乗せることだと。
近藤は自慢げに目玉焼きのせ焼きそばを完成させる。
あきらが目玉焼きの黄身を箸でつついてそばに黄身を絡めて食べると近藤はわかってるね~とあきらを褒める。
あきらは焼きそばを美味しそうに食べる。
すると近藤はあきらにマフラーのお礼を言い始める。
「ヘタクソですけど・・・」
と言うあきらの言葉に
「コレ手編みなの!?」
とビックリする近藤。
今時の高校生が編み物をすることにもビックリしているようだ。
そう物思いにふけっている近藤の様子があきらには「手編みは重い」と写ったようだ。
「やっぱり重いですよね・・・」
そう言うあきらに近藤は違う違うとフォローする。
「むしろ何だか感動してしまって」
近藤がそう続けるがあきらが突っ込む。
「それと同じマフラー持ってますよね!」
そう言いながら近藤が買った同じようなマフラーを手で払い退ける仕草をするあきら。
それを見て苦笑する近藤。
「ありがとう。使わせて頂きます。」
そう言いながらも少し間をおいて
「本当に橘さんが編んだの?」
と繰り返す店長。
「編みました!」
と必死で返事をするあきら。
ちゃんとこの手で編みましたと近藤の目の前で両手を広げるあきら。
手のひらを見つめながら近藤が言う。
年末にこの手で加瀬のことを殴ってたよね、と。
あれは、どうしても許せなかったのでと返答するあきら。
どうしても許せないこと、と聞いて近藤は少し考える。
でも、次の瞬間はははっと笑いだした。
笑う近藤に対し、あきらは少し怒ったような口調で本当に許せないことだったんですと続けた。
笑いが止まらない近藤は、あきらに理解を示しつつ
「橘さんは生きてるなぁって・・・」と言う。
あきらにはその意味がわからなかった。
そんなの当たり前だと思うだろうと。
そう言いながらあきらに目を向ける。
とても純粋な目をしたあきらが近藤を見つめていた。
許せない気持ち
手編みのマフラー
かつての自分はそんな世界で生きていたはずなのに。
今はその純度の高さに
息すらうまく出来なくなりそうだ。
和やかな空気が漂う部屋。
近藤はあきらに吸い寄せられていく・・・
恋は雨上がりのように78話の考察・感想
それでは78話の考察と感想です。
今回は以下の2つについてお話ししてみたいと思います。
- 嫉妬するあきら
- 手編みのマフラーに反応する近藤
嫉妬するあきら
クールビューティーなどと表現されることの多いあきらですが、今回はそんなあきらからすると意外な一面が見られます。
自分の手編みのセーターとそっくりなセーターを近藤が年末に購入し、あきらはかなりショックを受けてましたよね。
セーターを喜ぶ近藤に対し、あきらは本当に嬉しいのか?っていう気持ちを態度に表します。
ぺっぺっ、と既製品のマフラーを手で払いのける仕草をするんです。
近藤は思わず猫が砂かけるみたいにって苦笑しますが、あきらにとってはマジです。
なかなか自分の気持を素直に表現できないあきらにしては、自分の気持をストレートに表した行動で、ものすっごくカワイイですよね。
そんな仕草をされたら、もうたまんなくってキュンキュンしちゃいます^^
店長が改めて羨ましいなと思った瞬間でした。
手編みのマフラーに反応する近藤
近藤はあきらがマフラーを編んだことがなかなか信じられないようでしたね。
今時の高校生がそんなことするなんて想像もつかなかったんでしょう。
近藤は「手編み」に敏感に反応していました。
それはかつて手編みのマフラーをもらったことがあったからですね。
話で近藤の前妻のみどりが、あきらに編み方を教えてました。
その時、みどりは以前に好きな人にマフラーをあげたってあきらに話しましたね。
その相手が近藤だったんです。
近藤は近藤で、その思い出が焼き付いていて手編みのマフラーには思い入れがあるんでしょう。
そういう、いろんな人の想いがこの手編みのマフラーを介して錯綜しています。
近藤には思い入れが強いんでしょう。
この世代の人間だと共感できる人が多いかもしれませんね。
管理人も実は手編みのマフラーではなくセーターをもらったことがあるのですが、はるか昔ですが覚えていますし思い入れは強いです。
なので店長の気持ちが何となく分かります。
ただ管理人が手編みのセーターをもらった相手は同年代でしたが、店長の場合は25歳も年下の女子高生ってところがこの話の重要なポイントです。
そんな経験は無いので、なんとか想像してみようと思いますがなかなか実感が湧きません・・・
なので、やっぱり店長が羨ましいです^^
橘さんは生きてるなぁって言う感想は、自分もそう言う時代を活き活きと過ごして来たんだと言うことを思い出し、改めてあきらへの思いを認識しているんではないかと・・・
あきらへの思いってのは、もちろん「好きだ」ってこと。
ただ、それをどう表現しあきらに伝えるかが、これからの大きな課題になりそうですね。
まとめ
あきらと近藤は手編みのセーターを介してそれぞれの思いを実感します。
- 近藤はあきらがマフラーを手編みしたことに驚く
- あきらは近藤が買ったマフラーに嫉妬する
- 近藤はあきらが活き活きとしていることを実感する
- そんなあきらが自分を好いていることも実感する
えっと・・・
2018年になりました。
明けましておめでとうございます!
アニメもあと数日後に始まります^^
だけど、話しはまだ1月1日、元旦のままです(汗)
別に先を急ぐ理由なんてありません。
でも結末は早く知りたくなるのも世の常人の常。
毎回眉月さん時間に翻弄されます^^;
でもいいんです。
アニメはアニメで見ますし、映画だって観ます!
それはそれ。
原作は眉月さんペースで、恋雨ペースで味わって行きます、今年も。
なので本年もどうぞよろしくお願いします!
と、新年のご挨拶もかねての最初の記事となりました。
色々と注目度が高まってきていますが、原作からのファンとしては各話での登場人物の気持ちの変化や仕草、表情などできる限り感じたことを共有できたらいいなって思いつつ、また記事更新して行こうと思っています^^
次回は8号で79話ということになりますね!
→ 次回、恋雨79話へ
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