本気の告白をしたあきらの思いは、どうやら近藤に伝わった様子。
告白を受けた近藤の態度は最初の時とは明らかに違っていたから。
あきらの気持ちを知った近藤は、これからどのように接してくるのか。
また、あきらも思いを伝えたことでこの先どう物語が進んでいくのか。
8話では回想シーンとなり、約半年ほど前。
あきらがまだ1年生の時の話しになります。
そして、近藤との出会いが描かれています。
さて、これから先はネタバレ満載となっていますので
まだ本編を読んでない方は先に本を読んでみてください。
恋は雨上がりのように8話あらすじ・ネタバレ
あきらのローファーはずぶ濡れになっている。
ローファーだけじゃない。
突然の夕立の中、あきらは全身濡れになりながら歩いていた。
車が通る度に水がはねてくる。
物語は回想シーンに。
1年C組の教室にはるかが走ってやってきた。
- あきら~部活行こ!はるかが迎えに来た
- ジャージに着替えた二人がグラウンドに向かっている
- はるかは日焼けを気にしていて日焼け止めはSPF50だ
- これ以上そばかすを増やしたくないとはるかが言う
- グラウンドに向かう途中、3年生の先輩に会う
- はるかはおっぱいがデカいから余りタイムが伸びないんだと言われる
- あきらは陸上部の期待の星だと先輩が言う
- あきらは期待に応えるよう「はい!」と返事をする
- 外周で走る陸上部の部員たち
- あきらもはるかも汗を流している
- グラウンドに戻るとあきらのタイムの話題で盛り上がる
- 先生がスタートピストルを使ってもいいと、はるかが嬉しそうに走ってきた
- 来月の記録会の練習がてら走ったらと、あきらは促される
- あれ?あきら、足どうした?はるかがあきらに言う
- あきらの右足首にはテーピングが巻かれていた
- ちょっとテーピングしてるだけ、大丈夫だとあきらが言う
- はるかがスタートピストルを打つ
- 乾いた音が響き、あきらがスタートする
- 風を切るそのスピード感に部員たちは驚く
- 次の瞬間、あきらの右足に異変が
- 慌てて部員たちが駆け寄っていく
- あきらはみかど総合病院に運ばれた
- あきらの母が医師から説明を受けて泣いている
- あきらは無表情で話しを聞いていた
- 授業が終わりクラスメートが教室から出て行く
- 一人教室に残ったあきらは缶のココアを飲みながら外を眺めていた
- はるか達が部活に向かう様子を見かける
- あきらは思わず隠れるようにしゃがみ込んだ
- 松葉杖を使わなくて歩けるようになったある日
- あきらは外出するも、途中で雨が降ってきた
- ふと目の前にcafeレストラン・ガーデンがあり雨宿りすることに
- 店に入り雨が止むのを何となく眺めていた
- その時、テーブルにコーヒーが差し出される
- 私、たのんでませんけど・・・あきらが言った
- 店員が「サービスです」と言って微笑んだ
- ネームプレートには『近藤』と書いてある
- あきらはその表情に少しハッとする
- ただ雨がやむのを待っているだけじゃつまらないでしょう
- 近藤が言う
- ありがとうございます。あきらは答えた
- しかしブラックコーヒーは少し苦手だった
- それを察した近藤はミルクを差し出した
- きっと、すぐやみますよ
- そう言って近藤は戻っていく
- 戻ると久保が近藤に文句を言っている
- あきらはコーヒーにミルクを入れる
- しばらくして会計を済ませ店を出る
- ふと見上げると雲の切れ間から太陽の日差しが差し込んでくる
- あきらはその光景を見てその場に立ちすくむ
恋は雨上がりのように8話の考察・感想
それでは8話の考察と感想です。
今回は以下の2つについてお話ししてみたいと思います。
- あきらは何故走ったのか
- 物語のタイトルの秘密が明らかに
あきらは何故走ったのか
はるかが気付いたように、あきらの足にはテーピングが巻かれていました。
あきらは足に何らかの違和感を感じていたはずです。
じゃあ、どうしてあきらはあの時走ったんでしょうか。
一番考えられる要因としては、先輩に陸上部を背負って立つ
エースであると言われ、それを自覚し他の部員にも
強く印象付けるために走ったんではないかと考えられます。
ただ、足に少なからず異変を感じていたはずなので
そんな状態でも走らなくてはならなかったのは何故なのか?
あきらの真意はどこにあったんでしょう。
・単純に今のタイムがどのくらいか知りたかった。
・はるかがせっかくピストルを借りてきたから走ろうかと思った。
・自分の存在意義を確かめたかった。
この年代になると、自分は何のために生まれてきて
これから先、何をして生きて行くんだろうと
漠然と考えたりしますよね。
あきらも恐らく何かを確かめたかったんではないでしょうか。
陸上を続けてきて、皆が注目する存在になってきていることを
確信したかった。
自分は陸上に青春をかけるんだ!
そんな思いを持って。
だから走ったんじゃないかと思うんです。
いやいや、そんな理由じゃないでしょって
他にも見解があったら、是非コメントなんかで教えてくださいね。
物語のタイトルの秘密が明らかに
恋は雨上がりのようにと言うこの物語のタイトル。
要所要所で雨が降っていましたが、あきらが近藤と初めて出会った日、
降っていた雨は近藤の予言通りにやみ、太陽が顔を出してきました。
この物語は雨が一つのポイントになっている訳ですが
8話でその秘密と言うか雨とあきら、近藤の関係が
少し明らかになりました。
どうやら雨の時に何かが起きるんですね。
それも、あきらが何かをする時のようです。
ここでちょっとしたトリビアなんですが
この『恋は雨上がりのように』と言うタイトルは
どのようにして作られたかご存知ですか?
実は作者の眉月じゅんさんがつけたのではなく
ビッグコミックスピリッツ編集部の茂木俊輔さんが
考えて眉月さんに提案したみたいなんですね。
これは意外でした。
こうやって担当の編集者が漫画のタイトルを考える場合もあるんですね。
きっかけはたまたまiPodに表示された
THE BOHEMIANSの「恋はスウィンギン・イン・ザ・レイン」と
浜田省吾の「悲しみは雪のように」の曲名を見てピンと来たようです。
THE BOHEMIANSは知らなかったんだけど
浜田省吾はバッチリ世代でして・・・
って言うか浜省がデビューした頃からずっとファンだったりする管理人(^^ゞ
なので、この恋雨に少なからず浜省も関わっているんだと知って
更に親近感が湧いたって言うか、嬉しい気持ちになりましたよ。
タイトルに関しては眉月さんはあまり気に入ってなかったようです。
まあ浜省世代ではないでしょうしね。
1992年にドラマ「愛という名のもとに」の主題歌になって
一躍有名になってしまった時でも眉月さんはまだ9歳くらいだから
そんなトレンディドラマは見てなかっただろうし。
ただ、恋は雨上がりのようにと言うのは
雨上がりのように○○だ、と言う部分があるような気がするけど
その部分について明確に言及はしていませんよね。
恋は雨上がりのように、清々しいとか。
恋は雨上がりのように、気持ちが晴れ晴れしてくる、のか。
8話の最後、雲の切れ間から差し込む太陽の日差しを見つめる
あきらの表情が何を物語っているのか。
○○の部分は、またこの先段々とわかってくるのかもしれませんね。
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