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恋は雨上がりのように25話ネタバレ感想 胸がちぎれそう!

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近藤は夏風邪をひいてしまい寝込んでしまいます。

一方、近藤の一言が重くのしかかっているあきら
バイトでミスをしてしまったりと精細を欠いていました。

加瀬にこれ以上追いつめたら可哀想だよと言われ
あきらは近藤の本当の気持ちを知りたくてたまらなくなり
台風の中、近藤のアパートに来てしまったのです。

そこで、ついに二人は・・・

さて、これから先はネタバレ満載となっていますので
まだ本編を読んでない方は先に本を読んでみてください。

← 前回の話しを確認する(第24話)

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恋は雨上がりのように25話あらすじ・ネタバレ

激しい雨が打ち付けている様子

コーポ白樺203号室。近藤の部屋だ。
外は台風の接近に伴い、暴風雨になっている。

近藤の部屋を訪れたあきらはテーブルに突っ伏している。
泣いているのか。

  • お店で何かあった?と話を切り出す近藤
  • あきらは何も答えない

「橘さんは、いつも雨の日に突然現れるね。」

  • やはりあきらは答えないが、暫くしてようやく口を開く

「あたしは、店長のこと何も知りません」
「だから知りたいです。店長のこと、あたし・・・」

  • 近藤はようやく自分が言った一言を思い出した
  • そして自分は中途半端なダメな人間だと説明する
  • 自分からしたら、あきらのほうがキラキラ輝いている

「じゃあ、どうしてこんなに胸がちぎれそうなの?」
「あたしが店長のこと好きなのは迷惑ですか?」

  • 近藤はあきらの若さの破壊力に押されていた
  • しかし、その経験は後に財産になることも知っていた
  • 近藤が話しかけると同時に停電になる

「橘さんといると、忘れていたかけがえのない財産を思い出すことができる」
「迷惑なんかじゃない。むしろ感謝しているんだ」

  • その言葉を聞き、あきらは体を起こして嬉しくて涙が自然に出てしまう
  • よかった、とホッとするあきら
  • 近藤はあきらの不安を取り除いてあげたかった
  • ただ、その想いだけで、そっとあきらを抱きしめた

「この感情に名前をつけるのは、あまりにも軽薄だ」
「それでも、今彼女が抱えている不安を取り払って救ってやりたい」
「たとえ自分に、そんな資格があるとは思えなくても」
「この感情を、恋と呼ぶには、あまりにも軽薄だ」

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恋は雨上がりのように25話の考察・感想

それでは25話の考察と感想です。
今回は以下の2つについてお話ししてみたいと思います。

  • あきらの強い想い
  • 近藤の冷静さと理性

あきらの強い想い

『どうしてこんなに胸がちぎれそうなの?』
こんなにも切ない気持ち、もう今では感じることはなくなりました。
でも、確かに若い頃は胸が引き裂けるような気持ちになったこと
あきらの言葉を聞いて、思い出しましたよ!

ありがとう!あきら。

どうしようもなく、自分でも抑えることのできない感情を
もう近藤にぶつけるしかなかったんでしょうね。
それでいいと思います。17歳なんだし。

正直な気持ちを近藤にぶつけることで
結果的に近藤も素直な気持ちで返答してくれましたね。

4巻の冒頭から、いきなしこんな展開だったので
かなり強烈でしたけど、管理人も近藤と同じように
あきらに感謝しなくてはならないと思いました。

近藤の冷静さと理性

近藤は、あきらの若さを乱暴であり凶暴であると感じます。
でもそれは近藤もよく理解していて、それは人生において
とても大事な財産になることも知っています。

もちろん、今はそのことをあきらは気付いてないことも
よくわかってるんです。

大人ですからね。

あそこであきらを抱きしめると言う行動に出たのは
あきらの言葉を聞いて、少し若い頃の気持ちを思い出せた近藤が
後押ししたんでしょう。

あきらが足を痛めたとき、抱き起こすのに体を触ったら
セクハラになるんじゃないか?と考えてしまうのが
普段の大人の近藤の思考です。

そのままだったら、あきらを抱きしめるなんてことはできません。

年齢差を忘れさせるような展開になるんですが
純文学が好きな近藤らしい思考も同時に意識の中にあります。

「この感情を、恋と呼ぶには、あまりにも軽薄だ」

近藤の理性です。
この気持ちがなかったら、この時点で一線を越えてしまったでしょう。

立派だぞ、近藤店長!
あなたは何故、そんな理性が働く大人なんだっ!

もし自分だったら・・・
正直自信がありません・・・

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